大人の虫歯治療
仕事や家事、育児など忙しい毎日を送っている大人の方で、予防目的で定期的に歯科医院に足を運ぶ方は、残念ながらあまり多くないのが実情です。ほとんどの方が、虫歯や歯周病などになってしまい、ある程度進行した状態で来院されます。
当院では、安易に削ったり抜歯するよりも、可能な限り、歯を残すことを念頭に置いて治療いたします。
永久歯は一度抜いてしまうと生えてきません。かけがえのない財産なのです。
虫歯を放置するリスク
虫歯は、ある程度まで進行するまでは痛みを感じません。また、見た目には小さな虫歯でも、実は内部では広く虫歯になっている可能性もあります。
虫歯が進行すると、歯の虫食いがどんどん広がってしまいます。それを治療するには、歯を削って詰め物などで覆う必要があります。
虫歯が神経まで達すると、激痛に見舞われ、神経を抜く必要が出てきます。また、虫歯から細菌が侵入し、病気になってしまうケースもあります。
しかし、神経を抜くと、歯が残っていても、歯の寿命は短くなります。
このような理由で、虫歯は少しでも早い時期での治療が肝心です。虫歯の兆候があれば、すぐ歯科医院におこし下さい。虫歯がなくても半年に1回は、定期検診を行うことをお勧めします。
極力痛みを与えない治療のために
当院は、豊富な歯科治療の実績と、蓄積された確かな技術を持っています。虫歯治療も、なるべく痛みの少ない治療を心掛けています。
特に、「麻酔注射の痛みがほとんどない」と、ありがたいお話ながら長年ご来院いただいている患者さん方から評判です。丹念な表面麻酔や注射を打つポイント、角度などを工夫しています。「いつ麻酔されたのか気付かなかった」という患者さんも少なくありません。
これからも患者さんに喜んでいただけるよう、麻酔をはじめ痛くない治療のための技術に磨きをかけてまいります。
今後治療を少なくするには?
虫歯は、お口の中の衛生環境が悪いと、再発の危険性にさらされます。食後の丁寧なブラッシングで歯垢を取り除き、お口の中を常に清潔に保ちましょう。
また、どれだけ念入りに磨いていても、歯垢が残ってしまう場合もあります。虫歯は予防が一番なので、少なくとも半年に1回は歯科医院で定期検診を受けることをお勧めします。
歯周病チェック
歯周病は、プラーク(歯垢)に歯周病菌が繁殖し、歯や歯肉（歯ぐき）にダメージを与える症状です。
歯周病は、自覚症状が出たときにはかなり進行しているといわれます。また、歯周病は糖尿病などの生活習慣病と密接に関係があるといわれています。
以下の項目に多く当てはまっている方は、歯周病の可能性があります。早めに歯科医院で受診することをお勧めします。
歯周病にならないためには
歯周病の予防には、何よりも歯周病菌の温床となるプラーク(歯垢)を取り除き、お口の中を清潔に保つことです。そのため、毎食後の丁寧な歯磨きは歯周病予防の基本といえます。
また、歯周病は糖尿病などの生活習慣病と密接な関係があります。生活習慣病を予防するため、規則正しい生活を送りましょう。栄養バランスに気を配り、ストレスをあまり溜めないことも大切です。
口で呼吸をすると口の中が乾燥し、歯周病菌が繁殖しやすくなります。口は閉じ、鼻呼吸の習慣を身に付けましょう。
歯周病は、自覚症状が出たときにはかなり進行しているといわれます。つまり、なかなか気付きにくい病気です。歯周病の予防のためや、初期段階で食い止めるために、少なくとも半年に1回は歯科医院で定期検診を受けることをお勧めします。
